
たまちゃん。 卵が大好きだから、たまちゃん。 毎朝、朝ご飯の時に一緒に生卵を食べていました。 朝ご飯の用意ができると、私の仕事部屋まで思い切り大きい声で迎えに来ました。 雌猫で、いかにも雌猫らしい雌猫でした。 折角生まれてきたんだから、一度ぐらいは子供を産ませてあげたいと思いました。 声がでかくて、ヒステリックな立派なお母さん。
翌年の春先の朝、たまは縁側で体を掃除していました。 「暖かくなってきて良かったな」と思っていました。 その日のうちに、スっと居なくなってしまいました。 もう帰ってきませんでした。 子供を産んだら、子供に陣地を明け渡すマヌルネコのようでした。 たまは貰ってきた猫です。 我が家では初めてのまともな血統の猫で、野良や地域猫ではありません。 たまの前に居た「野良猫ゴッチャン」が車にはねられ、あまりに悲しかったので獣医さんの紹介で貰ってきました。 居なくなって6年になります。 未だにあのでかい声を思い出します。 立派な猫でした。
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