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PWMしてみた
2016/10/23 RL78ではPWMをするときにタイマを最低でも二つ使う。一つはマスターと呼び、こいつはPWM周波数を決める。もう一つはスレーブと呼び、こいつはPWMのデューティーを決める。 スレーブは複数有っても構わなくて、複数有れば複数のデューティーのPWMを同時に出力可能だ(マスターは一個だけなので周波数は同じになる)。 今回はマスター一個にスレーブ二個で試した。つまりタイマを3個使う。 マスター:TAU1のチャンネル0 スレーブ:TAU1のチャンネル1と2 コード生成でこんな感じで設定した(スレーブのチャンネル2はデューティーを10%にしてる)。割込みは使わないけど、実験用に発生させることにした。
んで端子配置表へ反映させると、TO11とTO12が端子配置される。 更にコード生成させると”R_TAU1_Create()"にそれなりのコードが出力される。このコードの中で大事なのはデューティーを決めるレジスタとその値だ。 なんとなくわざとらしい数値がある(0640と0140)んで、これをいじってデューティーが変わるか調べれば良い。
今回はスレーブのチャンネル1だけを調べてるんで、オシロをTO11(P30)に接続しておく。 コードはこんな感じで作ってみた。 デューティーは50%で0x640だから100%なら二倍の0xC80だろうってことで(コード生成時に100%にすれば計算するまでもなかった)。 ステップ実行するとオシロに表示される波形の幅が変化する。 RL78のハードウエアマニュアルを読むのが面倒くさい自分には、コード生成は確かに便利だわ。
//================================================================================================
// TO11/12 16ビット・タイマ出力(モーターPWM)
//================================================================================================
void To11Main(void)
{
To11Duty(80); // duty 80%
R_TAU1_Channel0_Start();
To11Duty(10); // duty 10%
R_TAU1_Channel0_Stop();
}
// PWMのduty設定:duty比 0~100(%)
void To11Duty(uint8_t d)
{
if (d >= 100) TDR11 = 0x0C80U; // 100%=0x0C80U, 50%=0x0640U
else TDR11 = (0x0C80U / 100U) * d;
}
void To10Intr(void){ NOP(); } // PWMマスター10INTR
void To11Intr(void){ NOP(); } // PWMスレーブ11INTR
// TO12 16ビット・タイマ12出力(予備PWM出力)
void To12Main(void)
{
TDR12 = 0x0C80U; // duty 100%
R_TAU1_Channel0_Start();
TDR12 = 0x0640U; // duty 50%
TDR12 = 0x0U; // duty 0%
R_TAU1_Channel0_Stop();
}
void To12Intr(void){ NOP(); } // PWMスレーブ12INTR
ILI9341+グラフィックLCD
2016/10/29 参考HP データシート グラフィックLCDを使うことになった。LCDを直接操作するわけじゃなくて、コントローラICのILI9341(ILI9340でも動くと思う)のいじり方。 ・RL78と9341は16bitのパラレルで接続してる。 ・リセットはハード的に発生してる。 ってことで、あちこちググり回って見付けたのが上記の参考HP。 とても分かりやすく、更にソースも載せてくれてるんでいたって簡単に完成した。有り難うございます。 ところでどのHPもCPUと9341をSPIで接続してるけど、今回は16bitパラレル接続(P7/8)なんで、IO部分だけを修正すれば動くはずと目星を付けて作ったのがこれ。 要するにSPIで出力してるのをポート出力に変更しただけ。 ・IM0~3を0001にセットすることで16bitバスになる(9341マニュアルより抜粋)。 ・またレジスタへのアクセスは8bit幅だけど、GRAMは16bit幅でアクセスすることが読み取れる。
CMDを書くときはDCX=L、DATAを書くときはDCX=Hにしておいて、WRXで↑エッジを出してやる。

・GRAMに上位8bitゼロで書き込むと赤だけ表示されなかった(CPUボードは北斗電子製)。 ・この後で16bitで書き込んだら赤も表示されたから、上位側が赤なんだろな。
//
// lcd.c ILI9341+4DLCD-28QA 2016/10/15
// http://imagewriteriij.blogspot.jp/2014/01/raspberry-pi-9-lcd-1.html
// http://nopnop2002.webcrow.jp/TFT/ILI9340-1.html
//
#include "r_cg_macrodriver.h"
#include "iodefine.h"
#include "r_cg_userdefine.h"
// LCD Ports define
#define LCD_BKL P3_bit.no1 // BackLight
#define LCD_CSX P6_bit.no5 // CSX
#define LCD_DCX P6_bit.no4 // DCX
#define LCD_WRX P6_bit.no7 // WRX
#define LCD_RDX P6_bit.no6 // RDX
// Prototype
static void lcd_test(uint16_t r, uint16_t g, uint16_t b);
static void clear(uint16_t r, uint16_t g, uint16_t b);
static void colorbar(void);
static void write_dc(uint8_t dc, uint8_t c);
static void write_dc_w(uint16_t w);
static void write_dc_w16(uint16_t w);
static void lcd_init(void);
static void addset(uint16_t x, uint16_t y);
static uint16_t rgb565_conv(uint16_t r, uint16_t g, uint16_t b);
//================================================================================================
// LCD main
//================================================================================================
void LcdMain(void)
{
/* 手動でリセットするなら・・・
LCD_CSX = 0; // CS=L(これは要らないかも)
LCD_DCX = 1; // D/C = H
RESET = 0; // Reset = L
delay1ms(100); // delay 100ms
RESET = 1; // Reset = 1
delay1ms(100); // delay 100ms
*/
LCD_BKL = 1; // バックライトON
LCD_CSX = 0; // CS=L
lcd_init();
lcd_test(0, 255, 255);
lcd_test(255, 255, 0);
lcd_test(255, 0, 255);
LCD_CSX = 1; // CS=H
LCD_BKL = 0; // バックライトOFF
}
// デバッグ用のLCD表示
void lcd_test(uint16_t r, uint16_t g, uint16_t b)
{
clear(r, g, b);
colorbar();
}
// lcd initial
static void lcd_init(void)
{
LCD_WRX = 1;
LCD_RDX = 1;
delay1ms(25);
write_dc(0,0xC0); //Power control
write_dc(1,0x23);
write_dc(0,0xC1); //Power control
write_dc(1,0x10);
write_dc(0,0xC5); //VCM control
write_dc(1,0x3e);
write_dc(1,0x28);
write_dc(0,0xC7); //VCM control2
write_dc(1,0x86);
write_dc(0,0x36); // Memory Access Control
write_dc(1,0x48);
write_dc(0,0x3A);
write_dc(1,0x55);
write_dc(0,0xB1);
write_dc(1,0x00);
write_dc(1,0x18);
write_dc(0,0xB6); // Display Function Control
write_dc(1,0x08);
write_dc(1,0x82);
write_dc(1,0x27);
write_dc(0,0xF2); // 3Gamma Function Disable
write_dc(1,0x00);
write_dc(0,0x26); //Gamma curve selected
write_dc(1,0x01);
write_dc(0,0xE0); //Set Gamma
write_dc(1,0x0F);
write_dc(1,0x31);
write_dc(1,0x2B);
write_dc(1,0x0C);
write_dc(1,0x0E);
write_dc(1,0x08);
write_dc(1,0x4E);
write_dc(1,0xF1);
write_dc(1,0x37);
write_dc(1,0x07);
write_dc(1,0x10);
write_dc(1,0x03);
write_dc(1,0x0E);
write_dc(1,0x09);
write_dc(1,0x00);
write_dc(0,0XE1); //Set Gamma
write_dc(1,0x00);
write_dc(1,0x0E);
write_dc(1,0x14);
write_dc(1,0x03);
write_dc(1,0x11);
write_dc(1,0x07);
write_dc(1,0x31);
write_dc(1,0xC1);
write_dc(1,0x48);
write_dc(1,0x08);
write_dc(1,0x0F);
write_dc(1,0x0C);
write_dc(1,0x31);
write_dc(1,0x36);
write_dc(1,0x0F);
write_dc(0,0x11); //Exit Sleep
delay1ms(120);
write_dc(0,0x29); //Display on
write_dc(0,0x2c); //Memory Write
}
// clear
static void clear(uint16_t r, uint16_t g, uint16_t b)
{
int i,j;
for (i=0;i<240;i++) { // x = 0 to 239
for(j=0;j<320;j++) { // y = 0 to 319
addset(i,j);
write_dc_w16(rgb565_conv(r, g, b));
}
}
}
// write color bar
static void colorbar(void)
{
int i,j;
for(i=0;i<240;i++){ // x = 0 to 239
for(j=0;j<320;j++){ // y = 0 to 319
if(j<106) {
addset(i,j);
write_dc_w16(rgb565_conv(255,0,0)); //red
} else if(j<212) {
addset(i,j);
write_dc_w16(rgb565_conv(0,255,0)); //green
} else {
addset(i,j);
write_dc_w16(rgb565_conv(0,0,255)); //blue
}
}
}
}
// set address
static void addset(uint16_t x, uint16_t y)
{
write_dc(0,0x2A); // set column(x) address
write_dc_w(x);
write_dc_w(x);
write_dc(0,0x2B); // set Page(y) address
write_dc_w(y);
write_dc_w(y);
write_dc(0,0x2C); // Memory Write
}
// RGB565 conversion
// RGB565 is R(5)+G(6)+B(5)=16bit color format.
// Bit image "RRRRRGGGGGGBBBBB"
static uint16_t rgb565_conv(uint16_t r,uint16_t g,uint16_t b)
{
uint16_t RR,GG,BB;
RR = (r * 31 / 255) << 11;
GG = (g * 63 / 255) << 5;
BB = (b * 31 / 255);
return(RR | GG | BB);
}
// Write data/command
static void write_dc(uint8_t dc, uint8_t c)
{
LCD_DCX = dc; // 0=command, 1=data
P7 = c; // 下位8bitのみ(上位8bitはdont care)
LCD_WRX = 0; // WR out
NOP();
LCD_WRX = 1;
}
// Write data word
static void write_dc_w(uint16_t w)
{
uint8_t hi,lo;
hi = (uint8_t)(w >> 8);
lo = (uint8_t)(w & 0x00FF);
write_dc(1,hi);
write_dc(1,lo);
}
// Write data word by 16bit
static void write_dc_w16(uint16_t w)
{
uint8_t hi,lo;
hi = (uint8_t)(w >> 8);
lo = (uint8_t)(w & 0x00FF);
LCD_DCX = 1; // 1=data
P8 = hi; // 上位8bit
P7 = lo; // 下位8bit
LCD_WRX = 0; // WR out
NOP();
LCD_WRX = 1;
}
データ・フラッシュ・メモリを使う
RL78にはデータ・フラッシュ・メモリってのが載ってて、これをEEPROMの代わりに使える。FRAMとかが載ってればもっと簡単なんだけどさ。 ちゅうわけでこのデータ・フラッシュ・メモリへのアクセスを試す。さすがのルネサスで、いつも通り分かりにくいんでメモ。 アクセスには専用のライブラリが必要なんだそうだ。 FDLとEELと言う名前の二種類のライブラリがあり、FDLは低レベルのライブラリで、EELは高レベルのライブラリ。 ・FDLは小型高速だけど自分でやることが多い。 ・EELはでかいし遅いけどアクセスが簡単になる。 なおEELは下請け処理としてFDLを使ってるんで、FDLがBIOSでEELは上位ドライバみたいな雰囲気かな。TIで言えばCSLとBSLみたいな関係。 この辺の事はマニュアルのP5(1.はじめに)辺りに書かれてるけど、例によって役人言葉表現なんで頭が痛くなる。 ライブラリには旧来のCA78K0Rコンパイラ用と新型のCC-RLコンパイラ用の二種類があるんで、自分の環境に合わせてDLする。 ・「データフラッシュライブラリ」と言うのがFDL(ここでは使わないので不要)。 ・「EEPROMエミュレーションライブラリ」ってのがEELだ(EELライブラリにはFDLも含まれている)。 この中にはライブラリの他にマニュアルとインストール方法とサンプルソフトが入っている。 なおググって見付けたEELマニュアルはサンプルとは異なるので使わない。 で、ここではRL78のCA78K0Rコンパイラ用のEELを使ってる。
EELのインストール

CS+で新規プロジェクトを開始し、インストールマニュアルに従ってEELのソースなどを追加する。
ファイルの上で右クリックして既存のファイルを追加(下図では既に追加済み)
EELのビルド
EEL単独で使う事はあり得ないんで、ここでは当然CS+のコード生成と組み合わせて使う。 まずはコード生成のクロック発生回路を適当に決めてコード生成をさせる。 ビルドするとエラーになる。エラー原因はmain()関数とWDTの割り込みベクタの重複なので解決する。 RA78K0R error E3404: Multiple symbol definition '_main' in file 'DefaultBuild\r_eel_sample_c.rel'. First defined in file 'DefaultBuild\r_main.rel' r_eel_sample_c.c と r_main..c の両方にmain()がある ・r_main.c 内のmain()関数をコメントアウトするか名前を変える。 RA78K0R error E3404: Multiple symbol definition '_@vect04' in file 'DefaultBuild\r_cg_wdt_user.rel'. First defined in file 'DefaultBuild\r_eel_sample_c.rel' r_cg_wdt_user.c と r_eel_sample_c.c の両方に同じvect04がある ・コード生成で「WDTを使わない」設定にする。 もしWDTを使いたいなら r_eel_sample_c.c のWDTベクタ宣言をコメントアウトし ↓r_cg_userdefine.h にプロトタイプ宣言を追加
↓r_cg_wdt_user.c 内の割込み関数からコールしてやる
EELをいじる
早速動かしてみた。 サンプルでは0x55と0xAAをデータフラッシュに書き込み、それを読み出して確認してる。 サンプルの動きをざっと追ってみた。 Openなどの前準備。 「/* data write processing */」で0xAAと0x55を dubWriteBuffer にセットしてからデータフラッシュに書き込む。 「/* data read processing */」でデータフラッシュから dubReadBuffer に読み出す。 書いた値と読み出した値が等しいかチェック。 Closeなどの後処理をする。 永久ループ。 動きの確認はこんな感じでやった。 「/* Execute EEL_CMD_READ command */」の下の行にブレークポイントをセットしてからRUNする。 dubReadBuffer を見るとゼロになってる。 永久ループの中にブレークポイントをセットしてからRUNする。 dubReadBuffer を見ると0xAAと0x55になってる。 ふむふむ、確かに読み出せてる。 ソースで変更したのは fdl_descriptor.h の「#define FDL_SYSTEM_FREQUENCY 32000000」だけで、CPUのクロックをF12用に32MHzにした。 このサンプルはmain()の中で全部やっちゃってるから、OpenとWriteとReadとCloseを関数に分けてやれば使いやすくなりそう。 んじゃ関数に分けてみよう。 サンプルでは2byteのR/Wなので、ついでにこれを255byteのR/Wに変更する。 R/Wするbyte数はID番号で指定する(byte数で直接指定することは出来ないのだ。途中にテーブルをかましてるんでここが分かりにくかった)。 例えばID=1なら2byte,ID=2なら3byte・・・ID=8なら255byteのR/Wだ。 ID番号とbyte数の関係は変更することも可能で、eel_descriptor.c に書いてある。 自分の用途では書き換え回数が多くはないのでID=8の255byteのR/Wにしておけば万能だろうと思う。 もし不足するようならID7とかID6もtype_Zにすれば255byteのR/Wが可能になるはずだ。 ・1ブロックの最大サイズは255byteまでで、IDの指定範囲(EEL_VAR_NO)は1~64。 ・データフラッシュは4Kbyteだけど、半分だけ使えとか書いてあったみたいだから、ID1~ID8全部を255byteにすれば丁度半分の2040byte? ま、必要になったらその時に調べよっと。 eel_descriptor.c にID番号とR/Wサイズの関係を指定するテーブルがある。sizeof(type_Z)とか書いてあるけど、直接255とか128とか数値で書いても同じはずだ // type_Aやtype_Zなどの宣言は eel_user_types.h にある // ここでデータフラッシュをR/Wするbyte数を指定してる __far const eel_u08 eel_descriptor[EEL_VAR_NO+2] = { (eel_u08)(EEL_VAR_NO), /* variable count */ \ (eel_u08)(sizeof(type_A)), /* id=1 2byte */ \ (eel_u08)(sizeof(type_B)), /* id=2 3byte */ \ (eel_u08)(sizeof(type_C)), /* id=3 4byte */ \ (eel_u08)(sizeof(type_D)), /* id=4 5byte */ \ (eel_u08)(sizeof(type_E)), /* id=5 6byte */ \ (eel_u08)(sizeof(type_F)), /* id=6 10byte */ \ (eel_u08)(sizeof(type_X)), /* id=7 20byte */ \ (eel_u08)(sizeof(type_Z)), /* id=8 255byte */ \ (eel_u08)(0x00), /* zero terminator */ \ }; eel_user_types.h typedef eel_u08 type_A[2]; typedef eel_u08 type_B[3]; typedef eel_u08 type_C[4]; typedef eel_u08 type_D[5]; typedef eel_u08 type_E[6]; typedef eel_u08 type_F[10]; typedef eel_u08 type_X[20]; typedef eel_u08 type_Z[255]; ELの初期化と書き込みと読み出しと終了処理のコール。 データフラッシュへ書き込めたかどうかの確認は、デバッグ状態でメモリウインドウで0x1F000を表示させ、ちょっと下の方を見る方法もあり。 r_main.c のmain()関数はこんな感じ。 void main(void) { R_MAIN_UserInit(); /* Start user code. Do not edit comment generated here */ eel_Init(FALSE); // FALSE=強制Formatはしない eel_Write(); // ここをコメントアウトしてやればデータフラッシュへ保存されたことを確認可能 eel_Read(); eel_Finish(); while (1U) { ; } /* End user code. Do not edit comment generated here */ } ↓R/W関数にデータポインタを渡すなどすれば使いやすいけど、今は未だこれで良いや。 もうちょい動作が確認できてから改造の予定。
//======================================================================================
//
// データフラッシュ(0xF1000~の4K)をEELでアクセスする 2015/08/12
// ・どの関数も1秒以内に終わるからWDTのリセットはほっとくべ
//
//======================================================================================
#include "r_cg_macrodriver.h"
#include "r_cg_cgc.h"
#include "r_cg_port.h"
#include "r_cg_userdefine.h"
#include "r_cg_wdt.h"
#include <string.h>
#include "fdl.h" /* FDL library header file */
#include "fdl_types.h" /* FDL types definition header file */
#include "fdl_descriptor.h" /* FDL descriptor header file */
#include "eel.h" /* EEL library header file */
#include "eel_types.h" /* EEL types definition header file */
#include "eel_descriptor.h" /* EEL descriptor header file */
#include "eel_user_types.h" /* EEL user types definition header file */
// IDでR/Wするbyte数を指定する(例えばID=1なら2byte,ID=8なら255byteだ)。
// 変更したいなら eel_descriptor.c を見れ(まぁ255byteにしておけば万能だろうと思う)。
#define IDNUM 8 // 255byteのR/Wを行う
// global variable
#define SAM_WRITE_SIZE 255 // テスト用のR/Wバッファのサイズ
eel_request_t dtyEelReq;
eel_u08 dubWriteBuffer[ SAM_WRITE_SIZE ];
eel_u08 dubReadBuffer[ SAM_WRITE_SIZE ];
fdl_status_t fdlStatus = 0;
eel_u08 err_flag = 0;
//======================================================================================
// EELの初期化
// formatflag:TRUEなら強制的にFormatを行う
//======================================================================================
bool eel_Init(bool formatflag)
{
dtyEelReq.address_pu08 = 0;
dtyEelReq.identifier_u08 = 0;
dtyEelReq.command_enu = 0;
dtyEelReq.status_enu = 0;
// 開始
fdlStatus = FDL_Init( &fdl_descriptor_str ); // FDLの初期化
if( fdlStatus == FDL_OK ) { // OKなら
FDL_Open(); // FDLオープン
dtyEelReq.status_enu = EEL_Init(); // EELの初期化
if( dtyEelReq.status_enu == EEL_OK ) { // OKなら
EEL_Open(); // EELオープン
do {
// EEL開始コマンド発行
dtyEelReq.command_enu = EEL_CMD_STARTUP; // コマンドをセットし
EEL_Execute( &dtyEelReq ); // 実行し
while( dtyEelReq.status_enu == EEL_BUSY ) EEL_Handler(); // 実行完了を待つ
// EELブロック不整合エラーならFormatを実行する
if (formatflag == true || dtyEelReq.status_enu == EEL_ERR_POOL_INCONSISTENT ) {
dtyEelReq.command_enu = EEL_CMD_FORMAT;
EEL_Execute( &dtyEelReq );
while( dtyEelReq.status_enu == EEL_BUSY ) EEL_Handler();
formatflag = false;
}
// Formatしたら再度EEL開始コマンドを実行する
} while((dtyEelReq.command_enu == EEL_CMD_FORMAT) && (dtyEelReq.status_enu == EEL_OK));
}
}
return ( dtyEelReq.status_enu == EEL_OK )? true:false;
}
//======================================================================================
// EELでの書き込み
//======================================================================================
bool eel_Write(void)
{
int i;
do {
// 適当にデータをセットしてやる
for (i=0;i<SAM_WRITE_SIZE; ++i) dubWriteBuffer[i] = (uint8_t)i;
dubWriteBuffer[254] = 0x10;
dubWriteBuffer[253] = 0x20;
// EEL書き込みコマンド発行
dtyEelReq.address_pu08 = dubWriteBuffer;
dtyEelReq.identifier_u08 = IDNUM; // IDで書き込みbyte数を指定(ID8=255byte)
dtyEelReq.command_enu = EEL_CMD_WRITE;
EEL_Execute( &dtyEelReq );
while( dtyEelReq.status_enu == EEL_BUSY ) EEL_Handler();
// データを書き込める領域が存在しないエラーならRefreshを実行する
if (dtyEelReq.status_enu == EEL_ERR_POOL_FULL) {
dtyEelReq.command_enu = EEL_CMD_REFRESH;
EEL_Execute( &dtyEelReq );
while( dtyEelReq.status_enu == EEL_BUSY ) EEL_Handler();
}
// Refreshしたら再度EEL書き込みコマンドを実行する
} while((dtyEelReq.command_enu == EEL_CMD_REFRESH) && (dtyEelReq.status_enu == EEL_OK));
return ( dtyEelReq.status_enu == EEL_OK )? true: false;
}
//======================================================================================
// EELでの読み出し
//======================================================================================
bool eel_Read(void)
{
// EEL読み出しコマンド発行
dtyEelReq.address_pu08 = dubReadBuffer;
dtyEelReq.identifier_u08 = IDNUM; // IDで読み出しbyte数を指定(ID8=255byte)
dtyEelReq.command_enu = EEL_CMD_READ;
EEL_Execute( &dtyEelReq );
while( dtyEelReq.status_enu == EEL_BUSY ) EEL_Handler();
return (dtyEelReq.status_enu == EEL_OK )? true:false;
}
//======================================================================================
// EELの終了処理
//======================================================================================
void eel_Finish(void)
{
dtyEelReq.command_enu = EEL_CMD_SHUTDOWN;
EEL_Execute( &dtyEelReq );
while( dtyEelReq.status_enu == EEL_BUSY ) EEL_Handler();
EEL_Close();
FDL_Close();
}
//-----------------------------------------------
// EELのコマンド実行と完了待ち(未使用)
//-----------------------------------------------
eel_status_t _eelCmd(eel_command_t cmd)
{
dtyEelReq.command_enu = cmd; // コマンドをセットし
EEL_Execute(&dtyEelReq); // 実行し
while(dtyEelReq.status_enu==EEL_BUSY) EEL_Handler(); // 実行完了を待つ
return dtyEelReq.status_enu; // 結果を返す
}
途中でCPUを変更する
2015/03/31 CPUを変更するとコード生成から端子配置まで全部やり直さないとならない。 やり直さなくても動いてはいるけど、ポートを一カ所でも変更しようとか、ボーレートを変更しようとするとクロック設定(クロック発生回路)からやりなおしになる。 で、クロック設定をやり直すと自動生成したコードがだだ~っと消えちまう。おまけにピン配置もスッカラカンになる
2016/10/21 追記 解決法を見付けた。 試したのはR5F104PJとPL(同じピン数でROM/RAMサイズが異なるCPU)。 ①「マイクロコントローラを変更」でCPUを変更する。この時点で端子配置表はクリアされるが・・・ ②続いてクロック発生回路とかを選んで、そこで「端子配置へ反映」をクリックする。 これで端子配置表が復活する。なんと!ただし端子配置表に自分で書いておいた定義名部分は復活しない(消えたまんま)。 事前に配置表をエクセル形式で出力しておけば少しは助かる。 ③続いて「コード生成」をクリックする。 これで変更したCPU用のコードが新たに生成される。 ただこのやり方は正式じゃない。ヘルプの「2.4.14 マイクロコントローラを変更する」の備考4にも引き継がれないと書いてある。 ま、動いてるから良いや。 しかしこの中途半端なツール。 コード生成を作成してる部署と、端子配置表を作成してる部署が異なり、これをまとめる人が居ないとかそんな感じ・・・お役所? ちなみに端子配置表でIOを変更しても、コード生成側には反映されないから気を付けてね・・・なんちゅう仕様じゃ。

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