CS+で新規にプロジェクトを開始するときに、毎回必ず設定する項目です。
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プロジェクトのコピー
既に設定済みのプロジェクトを持っている場合はインポートすればOK。 ここにごちゃごちゃ書いてあるけど、インポートで何が入って何が入らないのかちっとも分からない。 面倒くさいんで似通ったプロジェクトを丸ごとコピーして名前だけ変えて使ってます。 これが簡単でええっす。 ただしコピー方式ではコード生成の「端子割り当て設定」を変更することが出来ないので、この場合は諦めてプロジェクトを新規作成してからインポートするが、危険が一杯なので下記を参照。
プロジェクトの新規作成とインポート
とにかく下図の順番で設定する。
- 新しいプロジェクトを作成し
- ビルド・オプションをインポートし → これでオンチップデバッグが有効になる
- デバッグツールの設定をE1に変更する(必要なら電圧供給も)
- ここまででCS+を一旦終了し再起動してE1で動くことを確認する
もし「IDコードが間違ってます」とか出たら「起動時にフラッシュROMを消去する」を入れてみる・・・後はもう分かりまへん。 以上の作業が終わったら、周辺機能やコード生成を行う。 プロジェクトを新規作成したらインポートを行う(これ、プロジェクトのインポートじゃなくて「ビルド・オプションのインポート」なのだ。だから他の設定はインポートされない参っちゃう仕様。そのくせオンチップデバッグ設定だけはインポートされる・・・ワケ分からん)。 ・とにかくいじくる前にE1で動作することを確認する。他の事はこれが済んでからにしないと無駄に終わることになる。 「インポートしたらCS+を一旦終了し、再起動し、E1でデバッグ確認」ここまでやってから先に進むこと。 ・CS+がいきなり死ぬことがあり、そうなると設定した事やコード生成させたファイルなんかが全部消えることになるので、インポートしたらCS+を一旦終了して保存してから再開するのが無難。こまめに再起動が一番安全だ。 ・再開したらまずは最初にビルドしてE1でデバッグ(またはDL)出来ることを確認する。これらを確認してからコードをいじらないとやったことが全部無駄になったりする。 ・インポートしても、デバッグツールの設定がシミュレータのままだ。これをE1に変更し、更にターゲットへの電源供給も改めて設定する必要が有る・・・「インポートするのはビルド・オプションだけであり、それ以外は一切インポートしない」・・・どこまで不便に出来てるんだ?
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CREF
以下はゼロからプロジェクトを作る場合の設定方法(地雷だらけだから要注意)。 「CREFを使用する」に変更。これをしないとstataic関数への関数ジャンプ(F12)が出来ない。 最適化はデバッグ優先に変更。これでデバッグ時の変数や動作を追いやすくなる。
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自分には必須。
WDT設定
WDTはコード生成では「使用する」に設定しておき、オプションバイトで停止してる(先にコード生成してから変更する)。 完成が近づいてからコード生成をさせるのはイヤなので、WDTはプロジェクト開始時に「使用する」でコード生成させる。デバッグ中のWDTの停止はオプション・バイトを変更する(ExxxxでWDT停止、FxxxxでWDT動作)。参考 またROMとRAMの使用量を表示させてる(ビルド終了時にメッセージ欄に出てくる)。
E1でのデバッグ
E1を使うなら忘れずにこれもやっておく。 これを忘れるとシミュレータで動いてしまうので「あれ?あれれ?」ってなるよ。
デバッグ開始時の関数指定
デバッグを指定の関数から始めるためにはここを変更する(関数名の先頭には '_' アンダースコアが必要)。 E1とシミュレータの両方を使うなら、両方ともそれぞれ設定する必要が有る。 ※プロトタイプ宣言だけの(実際にはコールしてない)関数名を書いちゃうと、いきなりゼロ番地に飛んだりするので要注意。
E1からの電源供給
E1から電源供給をするならここらを変更。RFPも電源供給が可能だ。 RL78/G10を使う時は供給電圧を「5V」にしないと、うまくROMが焼けないので要注意。

CallWaker用の設定
CallWakerを使うなら、ここを設定しておく。
端子配置図の色の変更
IO方向を表す黒矢印だけは色を変えられないようです。
E1の回路
※RESETのプルアップを忘れると全く不可解な動きになるので要注意(G10では不要なようだ)。 G13では要る、G10では要らない・・・ルネサスはソフトにもこの手の不統一が一杯ある。 AVR、NXP、TI、mbed+μVisionから来ると何かと面倒くさい。
自分の場合はコネクタを小さくしたいので、途中に4Pのコネクタを入れた簡単な接続具を作って入れてる。
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