落花生の育て方|自作ならではの茹で落花生

落花生も自作すると、その味の良さに驚きます。
落花生と枝豆は、自作する価値がとても大きいです。
収穫したばかりの落花生を茹でて食べたらもう病み付き。
是非、作って、収穫し(これも面白いです)、直ぐに茹でて食べてみて下さい。
「来年も必ず作ろう」になりますよ。
※種や資材の購入用のリンクは、ページ下部にあります。
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落花生の育て方

■手抜き作戦1
6月になり十分暖かければマルチしません。

播種時期:5~6月
使用品種:千葉半立またはナカテユタカ
畝高:平均的
畝幅:50cm
※岩手県中部に於ける、ここ10年ほどの実績に基づいています。

落花生の発芽には地温20度以上(外気温で25℃以上)が必要です。

なので暖かくなってからマルチして蒔きます。
ここ(岩手県中部)では、早くても5月中旬、普通は6月から開始しています。

落花生は、広目の畑を使います。
一株が50cm四方ぐらいの大きさになり、その株から花芽が地面に刺さることで落花生になるので、広目にとっておかないと、作業がやりにくくなります。
一列植えなら幅50cm、二列植えなら100cm位は欲しいです。

元肥には、いつもの牛糞堆肥と苦土石灰を投入します(収穫までに5ヶ月かかるので、化成肥料を追肥します)。

直播きで十分に発芽します。
一カ所に2粒ずつ蒔けば確実ですが、落花生の種は結構高いので、ケチして一粒蒔きにして、発芽しない種は無視するってのも良い方法です。
または安全にポットで苗作りするのもありです。

開花(7月)して、7~10日目にマルチを外します。
’開花期’とは全体の半分の株に一輪でも花が咲き始めた日を指すそうです。
マルチを外したら中耕と土寄せを行い、子房柄が土に入りやすくします。
収穫日(11月)の目安は開花期後、千葉半立は95日、ナカテユタカは80日。
遅れると不味くなるので試し堀を忘れずに。
千葉半立

播種

使う品種は、一般に入手可能な「千葉半立」か「ナカテユタカ」になると思います。
千葉半立は発芽は順調だけど、実の熟すのは遅い。
ナカテユタカはこの逆と言う雰囲気です。

実験としてお皿に蒔いた千葉半立。
播種から40時間後。

マルチをして種蒔きします。
今回は緑色のマルチを使っています。

緑色のマルチでも中はかなり高温です。
昼頃になるともっと温度が上がります。

実験用にプラグトレイに蒔いた種です。
直播きした種も同じようになってるはず。

花が咲いたらマルチ剥がし

■手抜き作戦2
作戦1を実行済みなら、ここは飛ばしてください。


花が咲くと、間もなく下向きに刺さり始めるので、マルチを剥がします。
ついでに、軽く耕して、刺さりやすくしてやります。

播種から50~60日で花が咲きます。
花が咲いたらそろそろマルチを剥がします。

こう言うのが地面に向かって刺さります(子房柄と言うそうです)。
この先に落花生がなります・・・不思議な性質。

試し掘り

11月の初旬に収穫しますが、その前に試し堀して、おいしく頂きます(^^;
収穫時期がイマイチ分かり難い落花生ですが、途中で時々引っこ抜いて食べてみれば分かります。
途中で引っこ抜いた未熟なのでも十分にうまいですよ。

9月の初旬に試し食いした分。
時期が早いので未だ小さいです。

10月に入れば、この程度まで育っています。

収穫

■手抜き作戦3
種は毎年購入してください。

いよいよ収穫です。
一株から結構採れるので、暫くは「茹で落花生三昧」が続きます。
少し塩を強く利かせて茹でる方がおいしいです。

大きいのも小さいのもありますが、どっちも十分においしいです。

来年の種にする分。

種蒔きのタイミングさえ合えば大収穫は約束されています。

落花生の茹で方

■手抜き作戦4
食べるときは手抜きしないでください(^^;

落花生の茹で方。
株を引っこ抜いて収穫すると、大きいのや小さいのが混ざってます。
これを茹でるには、時間差攻撃が有効です。

塩をかなり多め(殻が付いてるので味が中に入りにくい)にして、大きいのを先に塩湯に入れ、小さいのは時間をおいて投入します。
大きいのを試しに食べてみて、十分柔らかくなるまで茹でます。
茹ですぎても不味くはならないので、安心してゆっくり茹でてください(何度かやれば慣れてきます)。

大きいのは脂っこくて良し。
小さいのは塩味が濃く入っていて、これまた旨い。
熱いうちも良し、冷えてまた良し。
良き晩酌を!

一株を試し掘りしたのですが、全体的に小さくても、これだけで晩酌の肴には十分な量です。

かなり多めの塩を入れて茹でます。
殻が厚いので塩は多めにしてください。

茹で上がると簡単に割れます。

う~ん食べ頃です。

これは冷凍保存する分。

購入リンク

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