ジャガイモも自作を食べ始めると、店で買えなくなる野菜です。
味が良いだけでなく栄養も豊富なジャガイモ。
作るのも簡単なので、春になったら始めてみませんか。
一番簡単なのは「丸のまま植えて、収穫するだけ」です。
途中でなにもしなくても、これでもできちゃいます。
※種や資材の購入用のリンクは、ページ下部にあります。

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ジャガイモの育て方
播種時期:3~4月
使用品種:男爵、メークイン
畝高:低い所に種芋を置いていく
畝幅:100cm(土寄せするので広目に)
※岩手県中部に於ける、ここ10年ほどの実績に基づいています。
3月になると種芋を売り出すので、いそいそと買ってきます。
この頃は色々な品種が出てるので、面白そうなのを購入して下さい(作り方はどれも大差ありません)。
去年の余りのジャガイモでもそれなりにできますが、多分、傷んでるか、すっかり芽が伸びてると思うので、種イモは新規に購入する方が無難です。
芽出しと分割
■手抜き作戦1 芽出しも分割もしません。丸のまま植え付けます。 購入した種イモの芽出し作業から開始です。 ジャガイモは「雑に扱っても、ちゃんと収穫まで行きます」から、全体的に細かいことは気にしないでやってください。 芽出しで注意するのは「丸のまま陽に当てる」です。 割ってから陽に当てると、腐ってしまうことがあります。 少し芽が出て、芽の位置が分かるようになったら、分割します。 分割は基本的に「縦に切る」感じです(時々横に切ったりもします)。 ジャガイモの尖った先端側の芽を分ける気持で切ります(間違えても芽は出るので、細かく気にしなくて平気です)。 50gぐらいになるように分割するのが、本来のやり方ですが、これも大体でOKです。 小さいイモなら、切らずにそのまま植えちゃいます。 切り終わったら、切り口に木灰をなすりつけるか、または陽に当てて干します。 どちらの方法でも良いし、やらなくても結構平気です。
植え付け
イモの準備ができたら、畑に植え付けます。 注意するのは「遅霜」です。 芽が出た頃に遅霜が来ると、芽が痛んでしまいます(それでもまた芽が出るので、あまり気にしなくても大丈夫)。 畑は深く耕し、溝の中にイモを置いていきます(高いところに植えるんじゃありません)。 こうすると後の土寄せがとても楽になります ← 常に楽になる方向で作業しましょう。 イモとイモの間に、牛糞堆肥と遅効性の化成肥料を置いていきます。 なおジャガイモは酸性でも平気なので、苦土石灰は不要です。牛糞堆肥

イモの間に堆肥と肥料を置きます。
この後でイモの上に土を被せて、踏んづければ植え付け終了。
あ~楽チン。
ではイモの上に土を載せます。 長靴の腹で、高いところの土を下に落とすだけ。 これで作業は終わり、あとは5月になって芽が出てくるのを待ちます。 <逆さ植え+マルチ> イモの切り口を上に向けて、畝の高い部分に置き、マルチする方法もあります。 芽が出てくるとマルチが持ち上がるので、指でマルチに穴を空けて芽を出してやります。 この方法だと、芽欠きと土寄せが省け、収穫もマルチを剥がすだけと言う簡単さ。 ここ数年ほど試しているのですが、収穫量も変わらずです。 今は写真が無いですが、来年にはご紹介できると思います。
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芽欠きと土寄せ
■手抜き作戦2 芽欠きも土寄せもしません。ジャガイモは植えれば出ます。 緑色になってしまったら、その部分は避けて食べてください。 5月の連休を過ぎた頃に芽が出てきます。 大きい芽を1~3本残して、他は掻き取ります。 芽欠きをしないと、小さいのが多数になりますが、これも旨いんですよね。 6月に入ったら、土寄せをしますが、これはやった方が良いです。 やらないとイモの背中が出てしまって、陽に当たって緑色になるイモが出てきます。 「少しぐらいなら緑色になっても気にしない」なら、土寄せ作業は不要です。食べるときに緑色の部分を切って下さい(毒素が含まれているそうです)。アディオン乳剤

この頃に追肥して土寄せをします。
葉っぱが囓られて茶色くなっているようなら、アディオンなどの薬を使う手もありです。
収穫
7月の末頃、梅雨明け前頃に葉っぱが枯れてくるので、収穫します。
晴れていれば、ジャガイモを畑にそのまま転がしておき、少し乾かします。
梅雨入りしてしまって晴れないようなら、倉庫などで乾かして下さい。
保存方法ですが、農業用の紙袋や米袋、または麻袋をホームセンターで購入し、ジャガイモを入れたら、口を塞がずに横向きに置いておきます。 なるべく空気の流通をよくしてやらないと、冬まで持ちません。 ※緑色の部分がある場合は、食べるときに切り取って下さい(毒素が含まれているそうです)。
購入リンク
※出荷する時期によっては、種用ではない(食用)場合があります。



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