冬場のほうれん草はとてもおいしいです。
お正月のお雑煮には必須。
こう言うありふれた野菜こそ、自作するとおいしいです。

興味があるところを読む
栽培
弁天丸ほうれん草-秋蒔き色々な品種があります。 どれも味に大差はないですが、秋蒔きの品種を入手してください。 冬の寒さに当てて「寒締め」するので、どの品種でもおいしくできます。 <寒締め> 寒くなると自分自身が凍らないよう、葉っぱ内のでんぷんを糖に変えて溜め込みます。 これで甘みが増します。更にビタミン類も増えるとのことです。 んま「おいしくなる」って事で、人間にとっては大歓迎です。
使う畑
ほうれん草はpHが高くないとうまくできません。 例によって堆肥をメインにしますが(これはどの野菜でも同じ)、ほうれん草の場合は苦土石灰を多くし、種蒔きする前の少し早めに畑を準備します。 肥料の切れた畑(ずっと使ってないなど)の場合は化成肥料も入れて下さい(1㎡に一握り)。 pHが低いと発芽しても葉っぱが黄色くなって育ちません。 pH7を目標にして下さい。 ほうれん草で気を付けるのはこのpHだけです。他は気楽にやってください。
あわせて読みたい


畑のpHの測り方|リトマス試験紙で土壌酸度を計測しよう
【リトマス紙が一番】 野菜の栽培記事で土に挿すタイプのPH測定器が薦められてます。Amazonでもベストセラー1位です。でも購入前にこちらやこちら読んでから判断してく…
もし可能なら日向から日陰にかけて細長い畑に蒔くと、タイミングをずらして長く収穫出来ます。
自家菜園では同時に一挙に完成しても食べきれないので、なるべく収穫が長期間続くように工夫してください。
意外と日陰の方が早く育ったりするのもほうれん草ならではです。
種蒔き
ここ(岩手県中部)では9月中に種蒔きすると、冬場に収穫するのに丁度良いです。 遅いと育ちきらないので、お住まいの土地にあった時期に種蒔きして下さい。 ※半月ほどずらしながら種蒔きすれば、最適な時期は直ぐ分かります。 ほうれん草は移植不可なので直播きです。 しかもなかなか発芽しないと言うくせ者。 芽出しする手もありますが、面倒な事はしたくないです。 <面倒が好きな人> 種を一晩水に漬け、タオルにくるんで3日ほどそこらにぶら下げておきます。 そうすると白い芽がゴソゴソ出てくるので、この芽を潰さないようにして蒔きます。 やっぱり面倒くさいw

低温時はトンネルをします。
収穫
収穫。 ほうれん草は一度に大量に食べるんで、いっぱい有るようでも大したことはないです。 10mの畝に作っても、あっと言う間にカンショク! やっぱりキャベツや白菜の方が畑の使用効率が良いですね。 ※一遍に採れてしまったときは冷凍すれば一ヶ月程度は持ちます。 生でも茹でてもOKです。
冷凍保存
冷凍保存の方法です。
生のままでも茹でてからでも良いのですが、生のままではラップに包むとバリバリ割れて細かくなってしまいます。
冷凍可能なパック容器に入れて冷凍してください。
※冷凍庫から出してそのまま加熱できるこんな容器もあります。
で・・・
毎度のことですが、プロじゃないので品種も収量も無関係。
「㎡当たりの収量が少ない」とか「立性じゃないので作業性が悪く人件費がかかる」とかないです。
一遍に完成しない方が良いし、小さくても大きくても良いし。
野菜作りはどうぞ気楽にやって下さい。
自分ちで食べるのだから、虫に食われても良いだろうし、しくじったら買って食べれば良いし。

それよりも大事なのは「味」ですよね。
味のためには忘れずに肥料を減らして下さい。
ぐりぐり肥料をやれば「大きくて立派」にはなります。
でもこう言うのはおいしくないです。
それに腐るんです(肥料がしっかり切れた野菜は、腐らずに枯れていきます)。
市販品のように最後まで肥料を効かせて「大きくて立派なのができた」とか思わないよう頼んます(^^;
んま、冷蔵庫の野菜室で腐るようなのは、肥料を大量にやって形ばかり大きくした野菜です。
初期育成のために早めに肥料を効かせ、虫に負けない大きさまで育てる。
所定のサイズまで育ったら肥料はなるべく早く切る。
おいしい野菜作りのコツはこれだけです。

間引き菜です。
一食分には十分。

正月のお雑煮に使ってみて下さい。
お餅は七輪でしっかり焦げ目をつけると香ばしくておいしいです。
購入リンク

¥961 (2022/12/27 15:18時点 | Amazon調べ)

コメント